水道用語の説明解説
藍藻類1. 概要
藍藻類(シアノバクテリア)は、細菌の一群であり光合成能力を持つ原始的な生物です。その特徴的な青緑色は、葉緑素ではなくフィコシアニンと呼ばれる色素に由来しています。これらの微生物は、自然界の様々な環境に広く分布し水道においても見られることがあります。
2. 藍藻類の特徴
・色素: 藍藻類は、葉緑素ではなくフィコシアニンを含むことが特徴でそのために青緑色を呈します。これは、水中の光を効率的に吸収するための適応です。
・光合成: 光合成を行う能力を持ち太陽光を利用して二酸化炭素を酸素に変えるプロセスを行い酸素発生型光合成と呼ばれる重要な生態系プロセスです。
・単細胞性: 藍藻類は単細胞性の生物から多細胞性のものまで多様な形態があります。
・窒素固定: 窒素を固定する能力があり窒素を含む有機物を生成することができます。この特性は、生態系において重要な窒素循環に影響を与えます。
3. 水道における藍藻類の問題
・藍藻類が水道において問題となる主な要因は、以下の通りです。
・水質汚濁: 大量発生すると水を濁す原因となり水の美観や利用に影響を及ぼします。
・水質悪化: 藍藻類は、増殖過程で酸素を消費し夜間には逆に酸素を消費することがあり水質悪化を引き起こす可能性があります。
・有毒物質の生成: 特定の種類の藍藻類は、有毒な物質を生成することがあり水中に放出されると生態系や人間の健康に悪影響を与えることがあります。
4. 藍藻対策
・水質管理: 水質を管理し栄養塩や有機物の供給源を制御することで藍藻の増殖を抑制することができます。
・酸素供給: 酸素供給が不足している場合、藍藻対策として酸素供給を行うことがあり水中に酸素を供給するための工法や機械が利用されます。
・水流の制御: 水流の制御により藍藻の増殖を抑えることがあり藻の塊が一箇所に留まりにくくなります。
5. まとめ
藍藻類は水道において様々な問題を引き起こす可能性がありますが適切な水質管理や対策を行うことでこれらの影響を軽減できます。持続可能な水資源管理においては、環境への悪影響を最小限に抑えつつ水道水の品質を維持するための対策が求められます。
